S6CV Brevini アキシャル ピストン ポンプ

S6CVポンプでは、吸入ラインにフィルターを設置することが可能ですが、チャージポンプの出口ラインにはオプションの圧力フィルターを設置することをお勧めします。チャージポンプの出口ラインのフィルターはDana社から供給されますが、吸入ラインにフィルターを設置する場合は、以下の推奨事項が適用されます。
補助ポンプの吸入ラインにフィルターを設置してください。目詰まりインジケータ付き、バイパスなし、またはバイパスプラグを差し込み、フィルターエレメントの定格が10μm（絶対値）のフィルターの使用を推奨します。フィルターエレメントの最大圧力損失は0.2 bar [3 psi]を超えてはなりません。適切なろ過は、アキシャルピストンユニットの耐用年数を延ばすのに役立ちます。ユニットの正常な動作を保証するために、最大許容汚染度クラスはISO 4406:1999に基づき20/18/15です。

吸引圧力:
補助ポンプの吸入口における最低絶対圧力は0.8 bar [11.6 絶対psi] でなければなりません。冷間始動時および短時間であれば、0.5 bar [7.25 psi] の絶対圧力が許容されます。いかなる場合でも、入口圧力はこれより低くてはなりません。

動作圧力:
メインポンプ：圧力ポートの最大許容連続圧力は400 bar [5800 psi]以上です。ピーク圧力は450 bar [6525 psi]です。チャージポンプ：公称圧力は22 bar [319 psi]です。最大許容圧力は40 bar [580 psi]です。

ケース排水圧力:
ケースドレン圧力は最大4 bar [58 psi]です。冷間始動時および短時間であれば、6 bar [86 psi]まで許容されます。これより高い圧力をかけると、入力軸シールが損傷したり、寿命が短くなったりする可能性があります。

シール：
S6CVポンプに使用されている標準シールはFKM（Viton®）です。特殊な流体をご使用の場合は、Danaまでお問い合わせください。

変位制限：
ポンプには、外部調整可能な機械式容量制限装置が装備されています。容量制限は、制御ピストンのストロークを制限する2つの調整ネジによって行われます。

入力軸のラジアル荷重と軸方向荷重:
入力軸はラジアル荷重とアキシアル荷重の両方に耐えることができます。最大許容荷重は以下の表のとおりです。